ペットとの暮らしの選択肢に!平屋の暮らしの魅力点とは?
犬を飼っている人の多くは、「愛犬はかけがえのない家族」と表現します。ペットと言うよりも、お互い共に居なくてはならない大事なパートナーです。
家族の一員のワンちゃん達にも、日々の暮らしで「快適・安全」を感じてもらいたいですよね。
そんなときには、平屋を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
戸建て住宅のなかでも、1階建ての平屋は愛犬家の皆さんにも注目されています。犬との暮らしを視野に入れたときに、平屋は魅力的なポイントがたくさんあります。
犬の性質にも触れながら、平屋の魅力ポイントに迫ってみましょう。
「犬との暮らし」は、昔と今では考え方が違う
数十年前は、犬を飼うための目的が「番犬」という家庭は多かったものです。犬の定位置は、家の庭や玄関先の小さな小屋。基本的に、犬小屋に繋がれた状態で、道路を眺めて一日を過ごします。知らない人がやって来ると、ワンワンと吠えるような日常です。
今では、犬の体のサイズは関係なく、大きな犬も小さな犬も「愛玩犬」として飼う家庭が多いです。番犬ではないので、目の届かない外で暮らさせるのは大きな不安です。室内飼いをするスタイルが浸透しています。人間と同じ空間で過ごすので、いかに愛犬が快適に過ごしてくれるかは、飼い主さんの課題でもあります。家づくりのときには、「愛犬のための居場所づくり」も前提に考えることが大事です。
犬ってどんな性質?
愛玩犬として飼ったとしても、可愛がるだけの生活は難しいですよね。生きている犬には、感情がありますが、言葉では通じ合えません。共に生きていくためには、人間側が「犬のこと」を理解する必要があります。
ワンちゃんは大の運動好き
犬は、運動することが大好きです。散歩で外に出歩いた後でも、家のなかでもテクテクと歩き回る子も多いでしょう。
もともと犬は野生で生きていた動物なので、何かの好奇心に惹きつけられて、家のなかを冒険するかのように動き回ることは大好きです。
犬の大きさや年齢にもよりますが、高低差や段差の移動も大得意。「ソファやベッドに乗ってゴロゴロ」「階段の昇り降り」なども、ワンちゃんにとっては嬉しい動きのひとつです。
ひとりぼっちは苦手
仲間での団体行動をする習性がある犬は、基本的にひとりぼっちが苦手です。
犬は、猫よりも飼い主さんへの依存度も高く、飼い主さんの後ろをついて回るワンちゃんもいます。
廊下や階段に侵入防止ゲートなどで対策をしていない限り、飼い主さんが2階に行くと「どこに行くの?」と慌ててついてくることもあるかもしれません。愛犬家の皆さんにとっては、階段の昇り降りは不安なポイントとなることでしょう。
犬と暮らすときに注目したい平屋の魅力
犬との暮らしで選択肢に加えたい「平屋」の魅力ポイントについてです。
階段でのケガのリスクがなくなる
盲導犬や警察犬などの存在からも分かるように、犬は人間と共に作業するのを好む性質を持っています。ゆったりまったり過ごすのが好きな猫と比べると、運動量は多いと言えるかもしれませんね。
飼い主さんを追いかけて階段の昇り降りをする機会も多いので、犬にとってはケガの要因になってしまいます。
そもそも階段は、人間が2階へ昇り降りするための部分のため、人間の歩幅や歩き方に合わせて作られています。犬は人間よりも体が小さく、階段の1段1段は段差が高いでしょう。小型犬や超小型犬なら、なおさらです。さらに「四足歩行」の犬にとって、階段は歩きづらく転倒しやすい危険ポイントです。
そんな犬の習性から考えると、平屋は魅力的な住まい。階段がないので、ケガのリスクがひとつ減ります。
空間が横に広がって犬が動きやすい
2階建てでも「階段を昇れないように」という対策をすれば、階段でのケガのリスクは減るでしょう。でも、1階の限られたスペースしか動けず、「もっと動きたい」というワンちゃんもいるかもしれませんね。
平屋なら、階段の危険箇所もないうえ、横に広がる空間を自由に行き来させることもできます。
入ってはいけない場所などさえ対策できれば、散歩以外でも広々と自由に歩き回れるでしょう。悪天候で散歩が難しい日でも、散歩感覚で家じゅうを遊んでいる愛犬の姿が見られそうですね。
犬に目が届きやすい
平屋なら、ワンフロアで生活できるので、常に飼い主さんの目に留まりやすいでしょう。
「2階の掃除をしているとき」「夜に2階で寝ているとき」など、2階にいるときに1階にいるワンちゃんの様子が気になるという飼い主さんもいるかもしれません。
2階で家事をしているとき、「下の階から犬の吠える声が聞こえる」となれば、急いで階段を駆け下りるかもしれません。でも、その行動は飼い主さんのケガにも繋がることもあるでしょう。
平屋なら、「階段」という動線がないので、ちょっと歩けば愛犬の姿が目に入ります。子犬や老犬など、常に目を配りたい年齢の犬と暮らしているときにも安心感がありますね。