ワンちゃんの運動スペースに!まるでドッグランのような庭づくり

ワンちゃんの運動スペースに!まるでドッグランのような庭づくり

ワンちゃんの運動スペースに!まるでドッグランのような庭づくり

犬種によって多少の違いはありますが、ワンちゃん達は運動が大好き。しっぽを振りながら元気いっぱいに遊んでいる様子は、微笑ましいですよね。

運動のために散歩には毎日連れていきたいですが、天気や時間の関係で、短い時間で急ぎ足になることもあるでしょう。

戸建て住宅なら、お庭を整えて運動スペースにすることができます。ほかのワンちゃん達が来ないプライベートなドッグランなら、愛犬も喜びそうですね。

忙しい飼い主さんでも、ちょっとした時間があれば、誰にも邪魔されない愛犬との時間が過ごせます。そして、自宅の庭なら、なかなか散歩に行きたがらないというシニア世代のワンちゃんも安心。

ワンちゃんが喜ぶ庭づくりのヒントをいくつかまとめてみました。

地面の素材は?犬に配慮して素材選びを

犬のための庭づくりでは、地面の素材に注意する必要があります。

コンクリートやレンガは硬い素材なので、犬の足を傷めやすいです。砂利は、尖った部分が肉球に触れやすい素材。「歩きにくい」「痛くないように歩きたい」と、犬は足をかばいながら歩くので足腰への負担も出てきます。

硬い素材でも、部分的に採用する分にはいいかもしれません。ただ、庭全体をドッグランのように自由に動き回れるようにするなら、犬の肉球や足腰に負担のないものを選ぶようにしましょう。

芝生

犬にあまり負担がないのが芝生です。芝生には、「天然芝」と「人工芝」があります。

天然芝は、犬の足元にもソフトな触り心地でしょう。季節の移り変わりに合わせるかのように、違った色になるので、景色も楽しめます。ただ、生きている芝なので、定期的にメンテナンスが必要。お手入れを怠ると、芝生の状態が悪くなってしまうかもしれません。

人工芝は、1年を通じて色の変化がなく、メンテナンスもしやすいのが特徴です。最近では抗菌や消臭にも特化した人工芝もあります。赤ちゃん犬から高齢犬まで過ごしやすい工夫が施されているので、安心して遊ばせることができそうですね。

ウッドチップ

ヒノキや杉など、天然素材から生まれたウッドチップ。定期的に入れ替えることは必要ですが、柔らかい素材でワンちゃんの足腰にも優しいのが特徴です。足が汚れにくいので、遊んだ後のお手入れもしやすいでしょう。

コストがかからないのは、土です。ただ、水はけが悪い場合、泥だらけになるので、雨降り後にはなかなか遊べません。また、ワンちゃんの習性から、「一生懸命穴掘りをしてしまう」ということもあるでしょう。

愛犬の安全のために設けたいフェンス

プライベートの庭は、ワンちゃんも大喜び。でも、「楽しい~」とテンションが高まった犬が、道路に飛び出しては大変ですよね。

遊んでいる最中には、しっかりと見守っていることが大前提ですが、ちょっとした隙に
道路に飛び出す可能性はあります。愛犬が事故に巻き込まれるのを防ぐため、庭のまわりにフェンスを設置すると安心です。

フェンスを設置するときには、
・犬が飛び越えないような高さかどうか
・隙間から脱走できないようになっているか
などを考えながら、選ぶようにしましょう。

格子状のデザインなら、愛犬が隙間から潜り抜けるリスクもありません。周囲からの目隠し的な役割も兼ねたフェンスにもなるでしょう。

庭から外の景色を見えるようにするなら、メッシュ状のデザインがおすすめ。空気も通り抜け、すがすがしいお庭になりそうですね。

超小型犬、小型犬は体が小さいため、ちょっとした隙間も脱走経路になるかもしれません。フェンスの形状にも注意しましょう。大型犬は、小さな隙間からは脱走ができませんが、高さがないものだと飛び越えるリスクがあります。

施工業者の方とも、よく相談しながらデザインや設置方法を考えてみてくださいね。

スロープでワンちゃんも楽々移動

今でこそ、若くて軽やかに動いているワンちゃんも、いつかは“おじいちゃんワンコ”“おばあちゃんワンコ”になります。いずれ高齢になることを想定して「スロープ」を設けておくと安心です。

家の玄関やウッドデッキの横に、階段を設けている家もあるでしょう。もちろん、健康的な犬にとっては、階段の昇り降りが負担になることはありません。むしろ、運動の一環になりますよね。でも、足腰が衰えると、階段の昇降は体への負担にもなるでしょう。

高齢になっても適度な運動をして欲しいですが、「お庭に行きたいのに階段から降りるのは…」という気持ちを抱えて、動きたがらなくなるのもかわいそうですよね。玄関やウッドデッキ近くに、スロープを設けてみてはいかがでしょうか。

散歩からの帰りにそのまま足洗スペースへ

庭に、ちょっとした蛇口を設けるのもおすすめです。

外で遊び終わった後に、「お風呂場まで抱っこ」ということもあるでしょう。泥だらけの愛犬を連れて動くのは、一苦労かもしれません…。

でも、お外にちょっとした足洗スペースがあれば、飼い主さんにとってもワンちゃんにとってもストレスフリー。庭で遊んだ後、散歩から帰ってきた後に、家に入る前に足を洗うときに便利です。楽しい気持ちのまま足を洗うことができそうですね。