「川の近く」や「高台」のマイホーム購入の魅力的なところ・住み心地は

「川の近く」や「高台」のマイホーム購入の魅力的なところ・住み心地は

「川の近く」や「高台」のマイホーム購入の魅力的なところ・住み心地は?

自然を身近に感じられる土地として、「川沿い」や「高台」があります。

海や山とは違った魅力があるため、マイホームを建てる土地として選択肢にあげる人もいるでしょう。住み心地や魅力的な点、そして購入前に知っておきたい注意点について説明していきます。

川の近くの暮らしとは?魅力点や注意点

川から海へは水で繋がっているので、“水”という共通点を持ち、似たような雰囲気があります。魅力点と注意点は、どんなものがあるのでしょうか。

川には海とは違った魅力がある

海は波がゆらゆらしていますが、川は一方向へと水が流れていきます。

さらさらと流れていく川を見ていると、心が和む人もいるのではないでしょうか。海も素敵ですが、川にも海とは違った魅力が感じられるでしょう。

遊歩道が整備されている川沿いなら、桜が植えられていることも多いです。桜が開花する時期には、綺麗な花の下で素敵な散歩ができるでしょう。ベンチが設置されていれば、座って花々を見上げれば、気持ちも和みそうですね。

また、川の周辺は建物が建たず、開放感のあるすっきりした景色を楽しむことができるでしょう。川には建物が建たないので、日当たりや眺望の良さはこれからも変わりません。

それに、遮るものがないので風がよく通ります。川の方面から舞い込む風で、涼しい日々を過ごせそうですね。

「川の近く」よりも「川沿い」には注意点もある

徒歩圏内に川があるような「川の近く」よりも、目の前がすぐに川という「川沿い」は注意しなければならない点も多いです。家の目の前に川が広がっているくらい川が近ければ、「地盤の緩さ」が不安かもしれません。地盤については購入前にきちんと確認し、不安が残るような弱い地盤なら、地盤補強工事をする必要があります。

土地探しでは、隣近所の建物の外観もチェックしておきましょう。状況によって一概に言えませんが、川からくる風や湿気で外壁が傷むケースもあります。周辺の住宅の亀裂やカビなど、外壁の傷み具合にも目を向けましょう。

また、整備された川沿いは綺麗な環境ですが、なかには水質が悪くなるような整備が行き届いていない川もあるでしょう。そういった川の場合、虫が発生したり臭いが気になったりすることもあります。

川の近くは、災害時にリスクがあると言われていますが、「川」と言っても、さまざまな川があります。実際に土地の近くに足を運び、川や周辺の様子を細かくチェックしてみましょう。

ハザードマップで想定される浸水状況を確認したり、「過去の災害で被害にあっていないか」など、防災の観点からも土地選びをしましょう。

高台の暮らし?魅力点や注意点

周りの土地を見下ろすように盛り上がっている土地を「高台」と言います。居住地として考えたときの高台の暮らしの魅力点や注意点を考えてみましょう。

眺望が良いという大きな魅力点

まず、高台の大きな魅力は眺望の良さです。

土地が高くなっているので、目の前の景色を見下ろすことができます。周辺一帯が広がるように視界が開け、圧迫感がありません。

特に、海の近くの高台は、遠くに広がる海の景色が素晴らしいです。

高台側の方面なら、窓から見えるのも「隣の家の壁」ではなく、開放的な景色。

「隣の家から見える」「通行人の視線が気になる」こともなく、カーテンをオープンにして明るい部屋で過ごせるでしょう。

また、風が通るのも魅力的なポイントです。周辺の建物が邪魔をしないので、風がよく通り抜けます。窓を開ければ、景色が良いことに加えて、涼しい風が舞い込み涼しく穏やかな気分になれるでしょう。

高台ならではの注意点

災害時の安全面から、高台は注目度の高い土地です。ただ、高台には事前に把握しておきたい注意点もあります。

駅や公共施設は、人々が集まりやすいように低い土地にあるのが普通です。そのため、高台に住めば、日々の移動で坂道が増えます。仕事や学校、買い物などは、低地まで降りなければなりません。家に帰るときには、上り坂となってしまいます。自動車ならともかく、歩きや自転車では体力が必要です。ただし、若い世代なら、「体力づくり」とプラスの視点で考えてみてもいいかもしれませんね。

水圧の弱さも、高台の注意点として挙げられるポイント。低地よりは水圧が弱くなってしまいがちな高台ですが、水道管の太さや給湯器の種類、蛇口のタイプなどで対策をすればあまり気にならなくなるケースもあります。

また、高台には「盛土をして作られた土地」と「山を削り作られた土地」というパターンがあります。

もともとの地盤に別の土を盛った高台の場合、新たに盛った地盤が弱いケースがあるので注意しなければなりません。

一方、山を削って作られた高台は、地盤が強めと言われています。

地盤の強さは、状況によっても異なるので、購入時にはじゅうぶんにチェックしておくと安心につながるでしょう。