安心の子育て引き戸の魅力

安心の子育て引き戸の魅力

子育てに安心感を~家のドアを引き戸にする魅力とは?

毎日、何気なく開いたり閉めたりしている「ドア」。どこの家にも必ずありますが、小さな子どものいる家庭では「どんなドアを選ぶか」も安全と繋がっています。

子育て中に、魅力的に思えるのが「引き戸」です。ほかのドアとの違いも踏まえつつ、引き戸が子育てに魅力となるポイントを説明していきます。

主な室内ドアの種類

室内のドアの種類は、大きく分けると「開き戸」と「引き戸」があります。

開き戸は、多くの家でよく見かけるメジャーなドア。前や後ろにドアを開け閉めするタイプです。

引き戸は、右から左へ、左から右へ…というように、スライドさせて開閉します。

引き戸のなかでも、片側だけを開閉する「片引き戸」、壁のなかに開いたドアを収納する「引き込み戸」、左右どちらのドアも開閉できる「引き違い戸」といくつか種類があります。

子育てでは引き戸がおすすめ!?引き戸が注目される理由とは

引き戸は、子育て中のパパさん&ママさんにも、注目されるドアです。

子育て中は、ドアも危険個所になります。ドアひとつ選ぶにしても、小さい子どもの特徴を意識しながら、安全に暮らせるように考えた方がいいでしょう。

子育てで「引き戸が魅力」と感じるポイントは、どんなものでしょうか。

開き戸より安全ポイントが多い

まず、総合的に見ると、開き戸よりも引き戸の方が安全と思えるポイントが多いです。

開き戸の場合、「開ける」「閉める」の動作時にドアの前後にいる人がケガをしやすい特徴があります。

「廊下側or室内側」というように、開閉の向きは家ごとに違います。室内側に開閉するタイプの場合、廊下側から開けたときに、室内のドア近くにいる子どもが心配になるのが開き戸です。

開けるときに、そろりと静かに開ければいいかもしれませんが、急いでいるときには勢いよく開けてしまうという人も多いでしょう。「子どもがドアの背後にいたら…」と思うと、ドアを開けるたびに緊張してしまいそうです。引き戸ならば、開け閉めしたドアが子どもに直接あたる心配がありません。

それに、開き戸は、閉まる瞬間の勢いで手や体を挟んでしまうリスクも考えられます。引き戸も手を挟む不安はありますが、レールが緩やかに閉まるように、ブレーキ機能が設けられているものを選べば、少なからず不安は解消できるかもしれません。

また、最近では昔の引き戸と違い、下側にレールがないものも多いです。子どもがつまずく心配もないでしょう。開閉時にストレスが少ない引き戸は、子どもの安全面も守れます。

中途半端に開閉してもOK

引き戸の開け方には、「全開・全閉」以外の選択肢もあります。

寒い時期には、ちょっとした換気のときに全開するのは寒いですよね。引き戸なら、「5センチくらい開けておく」と、中途半端な開け方ができます。

また、開き戸は開けたままの状態にしていると、風でドアが「バタン!」と急に閉まることがあります。子どもが近くにいると危ないですが、引き戸ならその心配はありません。

スペースが有効に使える

引き戸のメリットは、スペースが有効活用できる点です。

ドアが前後に動く開き戸は、家具や荷物の置場が制限されてしまいます。ドアの可動範囲は開けておく必要があります。

引き戸は、室内の空間を利用しなくてもドアの開閉ができる構造です。室内も廊下も、スペースが広く取れるという魅力があります。

また、大きい部屋の中間に開き戸を設けておけば、「開けたままで大空間」や「閉め切って2つの部屋」など、空間を扉ひとつでフレキシブルに変化させられるでしょう。

リビングの隣に、子ども用のスペースを設けておけば、状況に合わせて空間を変化させられます。ふだんはドアを全開して広い空間、子どもが昼寝をしたときにドアを閉めてグッスリ眠らせてあげるなどの使い方もできるでしょう。

引き戸への工夫も必要

子どもの目線よりも高いドアノブやレバーに手をかけて開く「開き戸」と違い、引き戸は開閉がしやすいという特徴があります。そのため、危険にならないような工夫も必要です。

何にでも興味を持つ「ハイハイ期」「つかまり立ち期」「ヨチヨチ歩き期」の赤ちゃんでも、引き戸は開けたり閉めたりできます。

ハイハイ程度のときには、「開ける」という感覚はあまり起こらないかもしれませんが、つかまり立ちができるようになってくると、パパやママの姿を追っているうちに「触れて横に動かすと開く」を学習するかもしれません。引き戸の開閉が楽しくなって、開け閉めのときに指を挟めると大変です。赤ちゃんのケガを防ぐためには、対策をしておく必要があります。

子育て中のパパやママに選ばれているのが、引き戸をロックする商品です。

引き戸の隙間に挟む、戸に貼り付けるなど、簡単に取り付けできるものもたくさんあります。子どもの手が届きにくい位置に設置するようにしましょう。

また、そもそも引き戸に近づけない工夫もいいでしょう。

赤ちゃんの動ける範囲を制限するのが「ベビーサークル」です。使いたいときに広げられる折り畳みが簡単なものや、部屋にずっと出しておける安定性の高いものがあります。